介護と看護

今から考えても早すぎることはありません

誤解を畏れずに言うならば…

室内環境改善コンサルタントのきららこと山口由紀子です
歳を取ったら『施設にでも入ればいいわ!』と気楽におっしゃる方々意外と多いです
本心かどうかは判りません。
ただ、口にしてらっしゃるだけかもしれません。
でも、誤解を畏れずに福祉住環境コーディネーターとしての立場から言わせて頂きますと、『施設』は『ホテル』でもなければ『我が家』でもありません。
色んな施設があります
私は母をケアハウスにも、グループホームにも、有料老人ホームにも入ってもらいました。
いわば母の状況に応じて転々とさせた訳です。
福祉住環境コーディネーターとしての知識があるので、その時の母に1番適した所を選んでいきました
母はとても良くして頂きました。
スタッフさんは、いつも行き届いて娘の私にはできないお世話も嫌な顔1つせずにしてくれました。
仕事に追い立てられてる娘の私は、母の面倒を見たくても見られない状況にもあり、介護の手を借りるしか無かったのです。
その事を後悔はしていません。
母は、幸せな老後を過ごしたと思います。
母はいつも『ニコニコ』していました。
母はスタッフさんにいつも『ありがとうございます』と言っていました
だから、施設の方々にも良くして頂けたのだと思います。
それでも、施設は我が家ではないのです。
ニンチーが酷くなった母はわたしの顔を見るたびに『迎えに来るとたい!』と言ってました。
どこから、誰が迎えに来るの?
と聞くと『くまもと』から、みんなが来るとたい!としきりに言ってました。
何かが見えてたのか?我が家に帰りたかったのか?判りません。
母にとって帰りたいのは生まれ育った『くまもと』だったのでしよう
ただただ懐かしい故郷だったのでしょう
妙齢になったら、どこに住みたいですか?
あなたの終の住処はどこだと思いますか?
今から、考えても決して早すぎる事はありません
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