室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
【キーワードは5ミリです】
人間は段々年を重ねていき妙齢になると、すり足で歩くようになります。
足の筋力が落ちるからでしょうか?
すり足で歩くと『5ミリ』の段差でつまずきがちになります。
『5ミリ』というと、『おおよそカーペット1枚』の高さです。
フローリングの上にカーペットを敷いてあるお宅に妙齢の方が同居なさっていたらご家族は転ばないように声をかけてあげて下さい。
私は母がまだ元気で同居してる頃はいつも言ってました
『お母さん、そこはカーペットとの境だから気をつけて!足をあげて歩いてね』と。
この【声掛け】が大事なんですよね〜
声を聞くことで脳が意識します。
俗に言う『刷り込み』ですね
母がそこを通る度に『お母さん足をあげて!』と叫んでました
(耳が遠いので叫ばないと聞こえないのです)
一度ではなく、母がそこを通る度に毎回毎回声をかけてました。
習慣になるまで声をかけて脳に刷り込まないと、脳は直ぐに忘れてしまいます。
お一人暮らしの方は、自分で声にだして言ってもいいですよ
『はい!足を上げて!』って!
家庭内の転倒事故は交通事故より多いのです。
実は、この【5ミリ】というのは、つまずきやすいのです。
ところが『10センチ以上』になるとつまずくことが【へります】
【10センチ】あると脳は高い!と認識するのです。
すると、本能で足をあげますから、つまずかないのです。
妙齢の方は良く『よいしょ』とか【どっこいしょ】とか呟いてありますよね
あれってとても大事なことなのです。
もちろん、つまずきの原因はこれだけでは有りません。
床にいろんな物が置いてあると【つまずき】や【ケガ】の原因になります
妙齢の方→つまずき→認知症という図式になりかねませんからご用心下さいね
キーワードは『5ミリ』です。
お知らせ