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逃げ遅れを招く災害時の心理

室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。

 

 

 

【心理学】などでは、災害時に人は心理的働きで適切な避難行動ができないことがあると言われています。

 

 

 

少し難しいかも知れませんが、代表的なのが【正常性バイアス(先入観)】といい【異常事態を過小評価】して【正常の範囲内として捉え、心を平静に保とうとする働き】です。

 

 

 

東日本大震災の時にも、あんな巨大津波が来るとは想像できずに過小評価し、逃げ遅れた人がいたと推測されています。

 

 

 

非常事態では誰にでも起こり得ることなのです。

 

 

 

私は非常時防災のための避難リュック等を用意するように提案していますが、

【非常時に、防災リュックと日常使っている鞄のどちらを持って逃げるか?】

を調査したところ、答えてくれた方の【8割が日常のカバン】を持ち出すと回答されました。

 

 

 

この答えは的を得ていると思います

災害時は誰しもパニックになっています。

とっさの判断では毎日使うものをつかんでしまうことが、むしろ普通ではないでしょうか?

 

 

 

であれば、【日常使うカバン】に【最小限の防災用品】を入れておくことも【合理的かつ有効な備えになる】のではないでしょうか?

 

 

 

また以下のことを普段から家族で話し合っておくことも大事です

 

 

 

⚫︎連絡方法は? 

 

⚫︎避難場所は? 

 

⚫︎持ち出すものは? 

 

 

 

日常の会話の中で【備え】を生活の1部にできるようにしておきましょう!

 

 

撮影 藤谷勝志氏 studio flower

 

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