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目指しているのは【理想の終の棲家(ついのすみか)】

室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。

 

 

今日は理想の【終の棲家(ついのすみか)】についてのお話をしたいと思います。

 

人生100年時代と言われていますね

 

働いている時はいいけれど、段々歳を取っていきます。

病気をしたりして働けなくなった時のことを考えていますか?

 

シニア世代の方に『あなたにとって終の棲家とは?』と質問すると、最も多い答えが『最後まで安心して住める場所』 『安心して死ねる場所』というものでした。

 

ある調査では、団塊の世代の8割以上『今住んでいる家に住み続けたい』と回答しています。

 

最後まで住み慣れた我が家、地域で暮らしたい!と思うのは人の常です。

 

 

それならば、元気なうちに【どこなら安心して住めるのか?】【どうしたら、自分にとっていいの人生の終まい方(しまいかた)ができるのか?】を考えておかなければなりません

 

高齢者における家庭内の事故死は交通事故よりも多く年間1万人以上
なんとその8割越えが65歳以上の高齢者。
原因の大半は家庭内での転倒転落です。

 

死に至らなくても、こうした事故から要介護状態になることも多いので、ある日突然やってくるかもしれない『介護』をも視野に入れて、元気なうちから準備することは重要だと思います。

 

自宅で元気に住まいたいなら、ある程度の住宅改修も必要ではないかと思っています。

 

私が母を介護した経験から言うとまず【トイレに1人で行けるのか?行けないのか?】これが要介護状態の程度を左右します。

 

我が家はトイレはバリアフリーにしてありましたし、手すりも完備してありましたので母はずっと1人でトイレに行くことができました。

 

また1人でトイレを使えるかどうかは【便器の高さ】重要なのですが、その事実は残念ながら多くの方に認識されていません

 

 

車イス対応の便器が、理想の高さです(車イス用の便器の高さは42センチ

 

この高さがあると、車イスでなくても立ち上がりが楽にしやすくなります。

 

 

 

1人でトイレに行けることって実はとても重要なのです。

 

 

 

リフォーム業者さんなどはこの知識のない方もいらっしゃいますので、私たちのような福祉住環境コーディネーターなど、介護に熟知した専門家のアドバイスを受けられる事をお勧めいたします。

 

 

【理想の終の棲家(ついのすみか)】は何といっても住み慣れた我が家なのです

 

 

撮影 藤谷勝志氏 Studio flower

 

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