室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
今日のテーマは、【見えないはずの空気の存在感について】です。
人間は空気がないと生きて行けません。
これは絶対的事実ですね。
だけどあまり【空気】の重要性を感じてらっしゃらない方が多いのも事実です。
俳句ではないけれど【空気の存在】を表す表現はたくさんあります
例えば
・昨日○○食べたでしょう?
・この部屋の空気なんだかよどんでるよね?
・なんだか【カビ臭くない?】
・山の上ような爽やかな空気を吸いたいよね・・・
など、こんな会話をしていませんか?
先日開催された講座でも室内環境(空気)のお話をしました。
エアコンを使うこの時期は【カビ菌】などがたくさん舞っています
特にこの梅雨の時期は【トリコスポロンというカビ菌】が多く混じっているということをお知らせしたんですね
この【トリコスポロン】という【カビ】は非常にたちが悪くて、人間の体に入れば【夏型肺臓炎】という病気を引き起こしますし、材木に入り込めば【シロアリ】が食べたよりもひどい状況に陥ります
最悪、家を建て直す羽目になったりしますから怖いのです
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トリコスポロンに侵された材木
全ては空気中に含まれていますが、よほどカビ臭くない限り感じる方は殆どいません
この時の講座に参加されていた方が、まさに【カビが原因の病気】をわずらってらしたのですが、私が怖いなぁ・・・と思ったのは病名はご存知でも【カビ】が原因と言う事はご存知ではなかったことです。
人間に限らず生き物は24時間空気を吸っていないと死んでしまいます。
日本人の【死因の3位】は【肺炎】です。
講座に参加された方の病名は【間質性肺炎】でした。
これは、本当に恐ろしい病気でして、【カビ】が【肺の中に生える】のです。
【カビ】が原因と知り早速【カビ掃除】をします!と決意をしてらっしゃいました。
【カビ取り掃除】をしない限り【カビ菌】にまみれた空気を吸いますから、病気が治る事はありません
【知らないと言う事は命取り】になるのです
キレイな【空気】を吸うことの大切さを忘れないでいただきたいと思います。
撮影 藤谷勝志氏 Studio flower
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