母の生前整理・中抜き法と遺品整理

掃除と片づけであなたのハッピーライフを応援する

室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。

最近、わたしのまわりでは、親御さんの介護をされる方が激増しています。

アラフィフ女性はそういう環境にあるのでしょうか?

わたしは、夫の癌との闘病

自宅看護

看取り

を経験していますが、実は同時進行で母の認知症も体験しています。

今日は、母のことをお話ししようと思います。

母と同居を始めたのは、母が78才のときからです

この家を建てたときは、母と同居することは考えていませんでしたので、母に住んでもらう部屋は予め用意されてなかったため、急遽事務室として使っていた4.5畳の部屋を母の部屋にしつらえました。

同居してから母はだんだんと認知症の症状が現れ始めましたが、原因は病気ではなく【高齢によるもの】でしたので、最初は緩い下り坂をくだる感じでした。

母は、物持ちさんで捨てないタイプ

洋服もバッグもたくさん持っていましたし、着物もたくさんありました(着ないのに…汗)

大好きなのは、新聞や雑誌を読むこと

お気に入りの記事にマーカーを引き切り抜き【保管】すること

又、メモ魔でしたから筆記用具やノート・メモ帳などが売って良いほど引き出しに入っていました。

その引き出しは、母の切り抜き等で開かないほど…

夫が、癌の宣告を受け入院したり、退院して通院治療が始まったのでわたし1人で夫の看病と軽度ではあれ、認知症の母を見ることは不可能でしたので、ショートステイやヘルパーさんなど【公的介護】をフル活用していました。

母がショートステイ(一泊2日の泊まり)などをして留守のとき、母の部屋に入っては、母にバレないように【生前整理】を始めました。

認知症は歳を重ねるごとにひどくなって行きますが、認知になっても【モノへの執着心は変わりません。】

自分が留守のときに、ごっそり自分のものがなくなったら、【判る】のです。

【モノへの執着心】が強い場合には、娘とは言え勝手に処分してしまうと【認知度】が進むことが多いので、わたしは母にバレないように【中抜き法】を駆使していました。

【中抜き法】とは

見た目はなんら変わらないように見せかけるのですが、引き出しの中に詰め込んであるもので、同じような新聞記事の切り抜きや蒸発してつかないマーカーなどは処分する方法でわたしが考えました。

人間って、見た目が変わらないと中抜きされても結構気がつかないものです

母は、何一つ不審には思わなかったようです。

夫の癌が進行するのに比例するように母の認知度も上がっていきましたので、介護施設に入居することになりましたが、その頃には持って行く身の回り品はかなり減少していました。

それでも、お気に入りの服やバッグや筆記用具はみんな持たせました。

わたしは、母が施設に入所しても訪問するたびに整理タンスの中を確認しては、着られなくなった下着などは処分していましたが、処分したのと同じ数の新品の下着を補充していたので、母ら中身が入れ替わったことには気がつきませんでした

ベッド周りに必ず置いてある新聞の束も【古いのから】束ねていましたが

必ず【お母さん、新聞は明日も配達されるから古いのは縛っておくね】と声を掛けていました。

そうすることで、無くなった感を防げるからです。

夫が亡くなって、3年後に母は眠るように逝きました。

施設は引き上げねばなりませんので、母のいた部屋は葬儀後直ぐに片づけに行きました(葬儀から何日後だったのかは覚えていないので、やはりわたしも普通の精神状態ではなかったのでしょう)

母のところを尋ねるたびに整理はしていたので(生前整理)、遺品整理は2時間で終わるだろうと思っていましたが、要・不要・廃棄と仕分けしながらやるとなんと1時間オーバー

3時間もかかってしまいました。

仕分けしつつ、母の愛用品は写真撮影などもしていたからですね

さすがに疲れたので、片づけ後の掃除は翌日に持ち越しました。

自宅に残っていた母の遺品整理は急がなくてもいいので、ゆっくりやりましたが、息子達(わたしから見たら弟)との思い出の写真(結婚式等)は、勝手に捨てては申し訳ないかな?と思いましたので、まとめて弟の嫁に渡しました。

母は90才まで生きてわたしのお母さんをしてくれたので、意気消沈するほどの悲しみより【感謝】の気持ちの方が大きかったですが、遺品整理はやはり悲しみを伴いますね

たくさん母娘の思い出がありますから。

生前整理は体力・気力・判断力が要ります

遺品整理は、とても悲しみを伴います

どちらもしない方がいいですので、わたしは生前整理も遺品整理もしない暮らしの提案として【いまかつ(今活)】を提唱しています

気力・体力・判断力があるうちに【自分にとって大事なものはなにか?】を見極める暮らしをしませんか?

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