掃除と片付けであなたの人生のステージアップをお手伝いをする!
室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です
九州は梅雨明けしました
いよいよ、本格的な夏が始まります
夏と言えば…
それは食中毒の全盛期が訪れる季節になるということでもあります。
これからの季節、「食品は冷蔵庫に入れておけば大丈夫」と過信するのは禁物です!
何故なら、冷蔵庫は常に冷えた状態に保たれているとは限らないから!
夏場に10秒間、ドアを開けると元の温度に戻るのに、どれだけ時間がかかるのか?ご存知でしょうか?
何と!20~30秒もかかってしまうのです。
「腸炎ビブリオ」が増殖する温度は5度以上。10秒間ドアを明けると10度に上り、しばらく温度が下がりません。
従って、冷蔵庫を何10秒も開けっ放しにする、冷蔵庫を何度も開け閉めする。
などの行動は「食中毒」を起こす病原菌の増殖をあなたが助けている事になるのです!
たかが10秒
されど10秒なんです
また、中身の詰め込み過ぎも温度の上がる原因。
詰め過ぎると冷気の循環が悪くなり、冷蔵庫内の温度が上って細菌が増殖しやすくなります。
冷気の循環を妨げないようにするには、冷蔵庫容量の7割程度が理想です。
(庫内灯が見える程度)
もちろん、冷蔵庫の温度を上げないためにも、温かい料理はあらかじめ、室温で冷ましてから入れるよう心掛ける事も大事ですね。
ところで、「食中毒」を起こす細菌は冷蔵庫のどこに最もいるのでしょう?
あるご家庭の冷蔵庫に住む細菌を調べてみると、繁殖が一番多かったのは冷凍室の手前部分。
冷蔵室に比べ、冷凍室は掃除の回数が少ない事がその原因でした。
「冷凍していれば安心」
これは誤った情報です
細菌は低温でも死なないのですよ!
死ぬどころか【好冷菌(こうれいきん)】と言って【冷たい温度だからこそ繁殖する菌】がいるのです
「食中毒」の予防は日常の積み重ねから。
特にこれからの夏場、冷蔵庫の掃除を毎日こまめに行い、細菌を寄せつけないように気をつけましょうね!