室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
今日は、【乳癌のお話】です。
今から10年前、北海道に住む高校の後輩のNちゃんから、電話がありました。(結婚して北海道に嫁ぎました。)
明らかに様子が変です
【何かあったの?】と問いかけるわたしに彼女は、哀しみをこらえて【ゆっこさん、【乳癌】って言われた…
【どうしたらいい?】とポツポツと話し始めました。
その頃のわたしは既に夫の癌と闘っていましたから【癌】にはかなり詳しくなっていましたので、彼女の主治医が提示された【治療法】などを細かく書きました。
【ステージ5】
【手術】して病巣摘出後、抗がん剤投与するとのことでした。
夫は【ステージ4】でしたが、彼女はその上の【ステージ5】
【癌】としてはかなり深刻です。
でも、彼女との会話で【余命宣告は受けてない!】ことがわかりました。
それでも、相当落ち込んでるのが、手に取るように判ります。
まだ、お子さんも幼いし、実家は遠い遠い九州です。
頼るべき親御さんは遠すぎる…
さぞかし途方にくれたことでしょう。
わたしは、そのときに【Nちゃん、死んではダメよ!生きとかなんよ!(生きてなさいの意味、福岡の方言)】と言いました。
【医学は日進日歩だから、生きてたら今よりもっと良い治療法が見つかる!生きとかなん!】と何度も繰り返しました。
彼女はヘタレそうになると、わたしに電話をして来ました。
そのたびに【生きとかなんよ!】を繰り返します。
彼女の住むところは【北海道】です。
【とうもろこし】の美味しいところです。
【乳癌】の宣告を受けてから、毎年【農園直送】で【とうもろこし】を送ってくれるようになりました。
【わたしが生きている限りゆっこさんに贈るから、なにも連絡がなくてもとうもろこしが来たら生きてる!】と思ってね!との伝言つきです。
その年から、わたしは【とうもろこし】が送られて来るのを心待ちにするようになりました。
【Nちゃんが生きている命の証し】だからです。
農産物は気候による変動があるので、遅れたりすると、【まさかNちゃんの身に異変が起きたのでは?】とハラハラしました。
そして、10年の月日が流れました。
【乳癌の寛解は10年】です
今年も【命のとうもろこし】は送られて来ました。
彼女は【乳癌】に勝ったのです!
今年の【とうもろこし】は【命の大勝利宣言】の証しなのです。
このひと粒ひと粒が【Nちゃんの命の証し】と思ったらわたしは嬉しくてたまりません。
昨日、お礼を兼ねて久しぶりに電話で話しました
【よくぞ生き切ったね!】
【よくぞ勝ったね!】と言ったらNちゃんは、ゆっこさんが【生きとかなんよ!】と繰り返し言ってくれたからその言葉を胸に抱いて頑張ったんだ!と言ってくれました。
【生きとかなんよ!】のひとことが生きる支えになった!と。
今では、【乳癌】だったことを北海道の友人にもカミングアウトし、【癌】を発症した友人に【生きとかなんよ!】と言って激励してるそうです。(正真正銘の道産子の方に、福岡の方言で激励するそうです)
【ゆっこさんがくれた命のバトン】を繋いで行くね〜〜と明るく笑っていました。
そして、これからの人生も何があっても【笑って生きて行く!】と約束してくれました。
【ステージ5】の癌でも乗り越えられます。
【癌】といわれようと、【余命宣告されようと】諦めないでくださいね。
明日は来るのです