室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
今日は、重曹とセスキ酸とクエン酸の違いや使い方等を教えて下さいという
ご質問がありましたので、そのご質問にお答えしようと思います。
先ず、液性からお伝えするとセスキ酸と重曹はアルカリ性です。
重曹より、セスキ酸の方がPH値が高いので、落ちますが残念ながら石のように固まった汚れには適応していません
そこそこの汚れのものにはもちろん効果はあります。
ですがとても残念なことですが、重曹は一般の方が思ってらっしゃるほどの効果は期待できません
なぜなのか?は下の表を参考になさってくださいね
でもここでガッカリしないでください
【重曹】をパワーアップさせる方法があります。
お鍋に水を張り【重曹を沸かす】のです。
熱を加えることで【重曹】のパワーがアップしますので、やってみて下さいね
注意点としては、【沸騰させないようにすること】です
(噴きこぼれます)
一方、クエン酸は酸性です。
因みにお酢もクエン酸です。
ミカンやオレンジ(クエン酸が含まれいます】などで、ジャムなどを作るとステンレス鍋はピカピカに光ります
ですので、鍋を磨きたい時に使えば光りますし、トイレの軽い汚れや匂い取りならば、使えます
でも、残念ながら固まってしまった尿石は落とせないので注意が必要です。
クエン酸(酸性水)は、トイレの便座や壁や床も拭けます。
(基本的には尿石などがこびりついてない便器もクエン酸で充分キレイになります)
新型コロナウイルスの菌は、トイレの床に一番多い!と言われています
アルコールか塩素系漂白剤で拭くのが一番効果的だと思いますが、トイレを使うたびに
毎回アルコールや塩素系漂白剤で拭くと床の素材を傷めてしまうかも知れないので、
時にはクエン酸で床に飛び散った尿を丁寧に拭き取れば床材にも手にも優しいかも知れませんね
塩素系漂白剤と違って危険性ははるかに低いので、おうち時間の長いお子様に
トイレを使うたびに拭いてもらってもいいかも知れません
拭いたあとは、手を丁寧に洗うことも忘れないで下さい
そして、拭いてもらったらありがとう!助かったわ♪と褒めてあげて下さいね
下の表は液性と効果の一覧をおそうじジョーズのスタッフが書いたものです。
スタッフが自分で勉強するために書いたものなので、定規等を使わずに書いて
ありますが、良く書けています。
参考になさって下さい
酸性はPH値が低いほど効果が高く、
アルカリ性はPH値が高いほど効果が高いのです
撮影 藤谷勝志氏 https://studio-flower.co.jp/profile/