室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
「平成」も残す所、今日と明日になりましたね。
皆様にとって、「平成」はどんな時代だったでしょうか?
私にとって「平成」はかつてない「激動の時代」でした
平成12年に、会社を「法人化」し社名を「有限会社おそうじジョーズ」にしたこと
平成19年には、日本初の県知事の承認を得た「お掃除講座」である「きれいマイスター講座」を開講したこと
平成23年10月には「おそうじジョーズ」の創立者である夫・山口豊喜が逝去し、私が2代目の代表者になったこと
喪失感満載、生きるしかばね状態で会社を運営し、講座で講師を務めました。
夫の七回忌法要が終わったころ、ようやく「1人で生きて行くことを決意」
決意の証として一念発起し、平成29年11月には、付き添いなしで、たった一人で上京し、とある出版プレゼンに参加し準優勝!
実は、入賞が目的ではなく、自分の書いたものが一流の出版社の編集長の皆様にどのように評価されるか知りたくて参加した私。
結果思いもかけない『準優勝』
これは、お一人様での行動が苦手なわたしが、たった一人で上京できたことが、チョモランマから飛び降りるに匹敵するほどの「大決断」だったので、この結果はそのご褒美だと思ったのでした。
お一人様で飛行機に乗る事にさほどためらいがなくなった私は平成30年の1月プロフィール写真撮影の為に付き添いなしで再び上京。
生まれて初めてプロカメラマンの藤谷勝志氏のスタジオでプロフィール写真を撮影していただきました。
その時の写真の一枚がこれです。
2度目のこととはいえ、たった一人での上京はやはり不安がつきまといます。
そんな不安を吹き飛ばして下さったプロカメラマンの藤谷さんと、ヘアメイクアーティストの榊さん
プロ中のプロの方達との撮影を体験したことで、室内環境改善のプロとして生きる刺激を頂き、夫亡きあと初めて「生きてて良かった!」と思いました。
同年2月。
服のコーディネートの勉強をしたくて上京(もちろん一人で)
素晴らしいご縁を頂き同年4月には、麻布十番で「お掃除講座」を開講。
良い体験をさせていただきました。
しかし、人生には「まさかの坂」はあるものと言う事を改めて体験しました。
同年7月に、まさかの「西日本豪雨災害で罹災」体験をしたのです。
友人の機転にて無事に脱出!
あと10分脱出が遅かったら、こうしてブログを書いてはいなかったし、藤谷さんに撮影していただいた写真は「遺影」になっていたことでしょう
けれど、その被災体験が出版への大きなきっかけとなりました。
出版のお話を頂いたのは8月19日です。
発刊のスケジュールをお聞きしたら、11月1日発刊予定。
出版はしたい!と思っていたので、コンテンツも原稿もありましたが、出版までのスケジュールは僅か2ヶ月です。
迷いました・・・
僅か2ヶ月でできるだろうか・・・?
だけど、来年私は生きているかどうかわからないじゃないか?
29年には我が家のすぐ近くの朝倉で豪雨災害が起きています
その前年は、熊本の震災が起きています。
もし、また未曽有の災害が起きたら、私は生きていないかも知れないじゃないか・・・
そうなったら、きれいマイスター講座の認定講師さんたちや、受講生の皆様が困ってしまうじゃないか!と思ったら、『2ヶ月あれば!死ぬ気で頑張ればできる!』と決意。
決死の思いで、執筆!
出版までのスケジュールを一日も違うことなく
「30年11月」には念願だった人生初の著書「室内環境改善コンサルタントが教える片手でカンタン掃除術」が発刊されたのです。
夫がなくなった時には、
もう、一人では生きていけないかもしれない…と絶望のふちに立たされたけれど
多くの友人知人の皆様に支えて頂き、立ち直りまで実に7年の月日を要したけれど
今では「生きる意味(使命)」を見出し元気に生きて行こう!と思えるようになりました。
車イスの『室内環境改善コンサルタント』として、一人で生きる意味(使命)を見出した私は30年11月
再び、藤谷さんにプロフィール写真の撮影をお願いしました。
電動車イスWhillに乗った私の写真です。
わたしは左手しか動きませんので普通の車イスでのお一人様生活は無理なのです
夫を失った私をサポートしてくれる新たな相棒が電動車イスWhillです。
ハンディキャップがあるからこその視点で、社会のお役に立ちたい!
私の生きる覚悟を撮影していただきたくて
4度めの上京
その時の写真の一枚がこちら
1月におそるおそるお一人様で上京し、撮影して頂いた時の私の姿と、生死を分ける体験を『乗り越え 勝ち超え』一人で生きる覚悟をした11月の私の姿
人生七転び八起きといいますが、同じ私でも「生きる覚悟」を決めた姿はこうも違うものなのですね
激動だった平成
「令和」の時代はどんな時代になるのか?
見当もつきませんが、車イスの室内環境改善コンサルタントとして「生きる覚悟」を持ち、私なりにお役に立てるようにひたすら「前を向いて」歩いて行きたい!と決意しています。
どうぞ「令和」の時代を生き抜く私もよろしくお願いいたします。