室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
『次亜塩素酸で空気を洗う!』
って言う【空気清浄機】のコマーシャルを見かけますが、このコマーシャルを見て
どうお感じになってらっしゃいますか?
わたしはこのコマーシャルを見るたびに怖いなぁ〜と思ってしまいます。
なぜかと言いますと
【次亜塩素酸】って簡単に言えば【塩素系漂白剤】の事だからです
独特の臭いのする【カビ取り剤】に使われている塩素系漂白剤の事を
【次亜塩素酸ナトリウム】といいます。
ナトリウムがついてないから、違うものでは?とか考えないで下さいね
元は同じものなのです。
【次亜塩素酸】と【次亜塩素酸ナトリウム】の違いとは?
この二つの違いはPH値のみ。
【次亜塩素酸】はPH値が低いため、分解が早いので、あの嫌な臭いが残らないのです。
一方【次亜塩素酸ナトリウム】はPH値が高いので分解が遅く、あの独特の臭いが残ってしまうのです。
PH値が違うだけで成分は同じなのですよね〜
【カビ取り】に使う【漂白剤】を空気中に撒いて良いと思いますか?
【次亜塩素酸ナトリウム】は確かにO-157の殺菌には効きます。
ですが、空気清浄機を使って次亜塩素酸を空気中に撒き散らすとなると話しは別です
そもそも空気を洗うのに、薬品は不要です。
窓を開けて空気を入れ替えれば、室内の空気はキレイになります。
冬なので、窓を開けるのには少々勇気が要るかもしれませんが、冷たい空気は暖かい空気に引っ張られて入って来ますから、ほんの少しの時間だけ窓を開けたら室内の空気は入れ替わります。
健康的に空気をキレイにする方法が身近にあるのです。
コマーシャルベースに乗せられないように、よ〜く考えて行動して下さいね