まさかの坂…
室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。
7月6日の西日本豪雨にて被災しました。
我が家は、筑後川の土手より、低い位置にあります。
ここに家を建てる!と決める前に、不動産屋さんに確認しました。
筑後川の土手より、低いけれど川が決壊する恐れはないのでしょうか?と。
昭和29年に筑後川は決壊しています。
その時久留米市は壊滅状態だった事は、歴史で学んでいます。
その時の不動産屋さんの答えは、護岸工事がしっかりなされてるから、筑後川決壊は300年はしません!との事でした。
まぁ、300年は大袈裟だとしても私が生きてる間は水害は起きないだろうと思い、購入を決めまして家を建てた訳です
ところがです。
一昨年の第1回北部九州豪雨
昨年の第2回北部九州豪雨(地元では朝倉豪雨と呼んでます)
そして、今回の西日本豪雨と3年も立て続けに豪雨災害に見舞われています。
一昨年、昨年はなんとか難を逃れました。
でも、今回は違いました。
台風7号が去った後、4日も止まない激しい雨が降り続き、さすがに危機感を持ちました。
私は、日頃から『いまかつ講座』と題して講座を開いています。
単なる『片づけ講座』とは一線を画した『生き方指南講座』として位置づけてます。
終活や老活では間に合わない!
今、本当に大事な物だけを身近に置く暮らしをしましょう!と提唱して来ました。
自宅にあるものは、必要な物を常にチェック
今は、処分できないものは、いつ処分すればいいのかを文章に残しています。
災害が頻繁する昨今ですので、いつも身近に避難リュックを用意しています。
今回はそのリュックの存在が明暗を分けた!と言っても過言では有りません。
友人ご夫婦が、『うちに避難して!迎えに来るから』と電話をくれましたので、そのリュックにお金と身分証明書を足してすぐに家を出る事が出来ました。
避難を決めてから、慌ててリュックに物を詰め込んでたら、到底間に合わなかったでしょう
30分遅かったら、私もこのボートに乗っていたかもしれないです。
今回の西日本豪雨で被災された方々は周りにたくさんいます。
実際、避難する時に何を持って逃げればいいの?と良く聞かれますので、今日は私の避難リュックの中身をご紹介します
まずリュックはこれを用意していました
防水だし、中は細かく仕切られています。
サイドポケットも充実しています。
大きさは色々有りますが、私は身長150センチ体重36キロちょっとと小学生並みの体型なので、大きなリュックは背負えませんから、敢えて子供用をチョイスしています
また、中身はこんな物が入っています
携帯用のフットカバーは必須です。
スリッパは脱げる可能性がありますが、カバーなので、脱げにくいです。
避難先で足を怪我したら動けませんので、とても大事です。
写真は開いて撮影してますが、2つに折り畳めますので、よりコンパクトになります。
他、タオルや歯ブラシや歯磨き粉、歯間ブラシ、シリコンの折り畳めるコップとカミソリをセットにしてチャック袋に入れてます。
スマホ充電セットです。
電源がない時の為に、充電器も入れてますが、ある方のアドバイスで手回しの充電器の方が便利との事でしたので、購入予定です。
その他、延長コード、薬類、下着3日分、服(畳んでもシワになりにくく、洗濯しても直ぐに乾くもの)携帯食品、ティッシュなど女性には欠かせない用品など入れています。
普段から、これらをリュックに入れて、時折携帯食品を点検(消費期限がある為)します。
もちろん、服も季節ごとに点検し入れ替えています。
熊本地震は4月に起きましたので、丸められるダウンベストが常にリュックに入っていましたが、夏は不要なので、入れ替えます
これはかなり明るくて優れものです。
そうそう、頭を保護する為に、LEDライト付きのヘルメットもリュックの横に置いてます。
リュックを背負って、ライト付きのヘルメットを着用すれば、両手は自由に使えます。
災害時に両手が自由に使えると言う事はとても大事です。
こうして、避難リュックを用意しておけば、いざ避難となった時に、当座の現金と身分証明をリュックに入れれば、直ぐに脱出できます。
細々とあれもこれもと言っていたら持ち出せません。
日頃から、何が自分にとって大事なのか?を家族で話し合いそれぞれがリュックに入れておけばいざという時に役に立ちます。
何が起きるかわからない時代です。
災害にいつ巻き込まれるか?
誰にも判りません。
私もまさか、自分が避難する立場になるなんて思ってもいませんでした。
避難リュックやヘルメットは、一応の備えのつもりだったのです。
役に立つ日が来るなんて思ってもいませんでした。
『明日は我が身』だと思い知りました。
どうぞ、このブログをお読みになった方は、参考になさって災害に備えて下さいね
避難先での話しは次回に続きます
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