無意識でも安全につかめる【理想の手摺り】とは

室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です。

今日は【福祉住環境を考えた部屋のリフォーム・手摺り設置】について考えてみたいと思います。

年老いても、いつまでも【住み慣れた我が家で暮らしたい】と誰しも思います。

持ち家の場合は、たいていの方は若いときに建てますので【自分が歳老いたときにどうなるのか?】はほぼ考えません。

考えないというか、【歳は人が取るものであって、自分ではない!】と思ってるふしがあります。

まぁ、平たく言うと【ピンと来ない】のですよね〜

わたしだって、そうでしたもの。

この家を建てたときは、【ハンディキャップは有った】んですが、それなりに歩いてましたし、若かったですから、自分が【老いて、身体能力が低下する】なんて微塵も思ってませんでした

ましてや【靭帯断裂して、家の中で【車イス生活をする】ことになるなんてことは想像だにしていませんでした。

この家を建てるとき【建築士さん】に、手すりつけなくてもいいですか?と言われたんですが、【あ〜〜無くても大丈夫です】と平然と言ってました。(苦笑)

この家が建って、何度か39度の高熱を出しましたが、【インフルエンザ】にかかったときの高熱ははんぱなく、壁つたいに歩いてたわたしは【転んでしまいました】

尻もちではなく、【顔を下にしてバターっ】と転んだんです。

で、【廊下に手摺りをつけなきゃ!】と初めて思ったのですが、まだ福祉住環境コーディネーターの勉強をする前でしたので、適当な位置につけてもらったんですよね〜

この【適当】という考え方が、後々恐ろしいことになるなんて想像だにしませんでした。

知らない!ということは、恐ろしいことです。

手摺りをつけた後に【福祉住環境コーディネーター2級】の資格を取得しました。

【福祉住環境コーディネーター2級】というのは当時の厚生労働大臣だった坂口さんが、【介護保険にまつわる住宅改修(リフォーム)の意見書】を書ける【準国家資格】という位置付けで、開始された資格で合格率25%というやたら難しい資格でした。

わたしは、始まって二回目の受験生でしたので、過去問すらありませんでしたが、商工会議所で勉強会が催され、その時の先生が女性の一級建築士さんで、とても判りやすく教えてくださいましたので、合格できました。

そこで勉強したおかげで、【適当につけた我が家の手摺りは危険をはらんだもの!ということが判明!

夜中に寝ぼけまなこで廊下を歩く(トイレに行く)ときや熱があるとき

つまり無意識状態のときは、手摺りにつかまれない可能性がある!ことを体験することになったんです。

無意識状態でもつかめる【手摺りの位置】というのがあるのです!

【適当につけた我が家の手摺り】の弊害とは・・・

手すりの位置が不適切だと、つかまりそこなってコケそうになることを度々体験したわたしは【夫が亡くなって1人暮らしをしなければならなくなったとき】に手摺りの付け替え工事や新たに手摺りを増やす工事、トイレのバリアフリー化、車イス対応の便器の取り替えをお願いしたのでした。

今回は、福祉住環境コーディネーターの知識がありましたから、フル活用!

しっかり建築士さん達と話し有っての改装工事ですから、今度は間違いない位置や高さに設置!

【こけて左手を骨折したら、わたしは即寝たきり】になりますから、適切な手すりの設置は命綱です。

【無意識でもつかまれる理想の手摺りの位置】とは

手すりを使う方の【腰骨の位置】です。

この位置につけ直してからは、寝ぼけまなこでも、高熱で無意識でも【スッ】とつかむことができるようになりました。

左手しか動かないので、車イスの自走ができないわたしですが、この位置に手摺りがあることで、廊下の車イス移動もラクラクです

(適当に手摺りをつけてた頃はおでこを手摺りにぶつけてました(^◇^;)

おかげで1人でも、家の中の移動に関しては心配しなくても良くなりました。

【芸は身を助ける!】と言いますが、【知識】も【身を助けます】

【手摺り設置は介護保険】が利用できる場合があります。

わたしで良ければ、お尋ね下さい。

お役に立ちたい!と思います。

次回は、【理想の手摺り設置】の仕方にもう少し焦点を当ててお話ししたい!と思います。

お楽しみに♪

撮影 藤谷勝志 氏 studio flower