室内環境改善コンサルタントの山口由紀子です
前回から、2019年の【家一軒丸ごと大片づけ】の自らの体験報告を書いています
今日は、ちょっと長文ですが、プロでも手強いと思う【押入れの片づけ方法】を
ご紹介しますね
手伝ってもらっても良いと思うのです
【片づけ】は気力・体力・判断力のいる家事です。
ですので、【助っ人】を頼むことをおすすめします。
自分ではない他人に【助っ人】を頼むのは、私生活を丸ごと覗かれるようで
恥ずかしい気持ちでいっぱいになる方が多いです
この【恥ずかしい気持ちでいっぱい】になるのは、プロを名乗るわたしだって同じことです。
【気力】【体力】【判断力】も要りますので、1人でやるのは大変なことですから、いろんな方々が「後回し】にされる気持ちは手に取るように判ります。
ましてや、高いところのものを【片づけ】るのは【脚立】などを使わないと届きませんから、【1人で立ち向かう】のは、健康体の方でも【おおごと】です
毎回同じことをお話しするようで、恐縮ですが、【片づける】とは【要る】もの
【要らない】ものを選別・仕分けすることです。
ですので、一旦全部外に出す必要がありますから【助っ人】が必要と思います
特に【押入れの天袋】などの中を片づける時は、【1番気の合う友人】に手伝ってもらうことをおすすめします。
(天袋って、高いところにいろんなものが入ってて、終わりが見えずに途中で心が折れそうになるからですね)
知ってる人に手伝ってもらう?
えーっ、そんなの恥ずかしいから嫌だなぁ〜と思われますか?
では、見知らぬ人ならば大丈夫ですか?
例えば、わたしのような【プロ】に【助っ人】をお願いした方が気が楽でしたら、それでも良いと思います
要は1人でせずに【1番気の合う人】に手伝ってもらうことが、とても大事なことだと思うのです。
なぜなら、【やり遂げるため】です。
【片づけ】の肝は【気力】【体力】【判断力】ですから、1人で長時間やるのは疲れてしまいます
時間がかかればかかるほど【判断力】が鈍りますし、【体力・気力】ともに落ちますから、【やり遂げる】ことがかなり困難になり、途中でやめてしまいがち…
でも、そうなると部屋は逆に散らかり放題になり、負のスパイラルは果てしなく続くことになります。
【片づけ】とは、1度は【散らかり放題】になることでもありますから、負のスパイラルはできるだけ避けたいですよね?
今回わたしの【押入れ天袋片づけ】はスタッフではなく、気心の知れた友人に助っ人をお願いし、二回に分けてやりました。
彼女が、どんどん天袋の中のものを出してくれるので、わたしはひたすら【要・不要】を仕分けしました。
今回は、大片づけ=【いまかつ】をしましたので、【判らない】と言うカテゴリーは敢えて作りませんでした。
災害対策・生前整理も兼ねましたから、【要・不要】だけの仕分けにしたのです
そして、2度と【押入れ天袋】を開かずの空間にしないことも決めていました。
思い出のものもたくさん出て来ましたが、思い出のものはわたしにとっては過去の栄光でしたので、【不要品】です。
未来を生きて行こうと思っているわたしには、【過去の栄光】は不要なのですが、もし【ご家族のもの】でしたら勝手に処分はいさかいの種になりますから、そこは慎重に判断して下さいね
処分する代わりに、全て【写真】に納めました。
例えば、若き頃【ニットデザイナー】としてデビューしたころのデザインコンクールで日本一になった表彰状や盾は【過去の栄光】なので記念撮影で保存する!と言う方法を取りました。
【もの】は無くても【写真】と言うデジタル化することで、逆にいつでも見たいときに見られるようになったわけです。
仕分けしながら、写真撮りながらも、【気の合う助っ人】がいてくれたおかげで手際良くできましたので、押入れの天袋一間(いっけん)は3時間で終わりました。
今回、わたしが取った方法は、【必要】なものだけを他の部屋の移動して【不要なもの】は押入れに戻したのです。
この方法は、処分するものの方が多い場合は有効です。
押入れの中の物は全て【産廃さん】に、持って行ってもらえばいいのですから、部屋は散らからないし、後で【あれ?どれが要るものだったっけ?】と迷わずに済みます。
【片づけ】アルアルなのは、時間が経つと【どれが要るもの?要らないもの?】かを忘れてしまうことです
数多くのお客様宅を訪問してお手伝いしてるので、人間の心理をたくさん見て来ましたから、自分にも起こり得る出来事として予習ができています
一間の天袋が済んだら、次は半間(はんげん)と言う具合に場所と時間を分けてやりました。
こうして、天袋付きの一間判の押入れの総片づけは日にちをまたぎましたが、合計5時間ほどで終わることができました。
持つべきものは【気のおけない友人】です
感謝しかありません
【本棚】丸ごと始末編は又次回お話しますね
撮影 藤谷勝志氏 studio flower